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高度画像処理・解析ソリューション 事例:電子顕微鏡

【事例】電子顕微鏡画像中の粒子認識

リチウムイオン二次電池の電極構造を電子顕微鏡で撮影すると、粒子状の物質(電極活物質)が充填されている様子が観察されます。この電極構造は多孔体電極構造と呼ばれ、その活物質粒子の充填率、粒子径、表面積、接触状態が、電池の性能を大きく左右することが知られています。これらの情報は、製造した電池の性能評価に使用でき、また、電池の性能シミュレーションを実行する際にも有用です。

下の左図は、リチウムイオン二次電池の電極を集束イオンビーム(FIB)によって削りだした断面の電子顕微鏡撮影画像で、この画像に対し粒子認識技術を適用し、活物質断面の輪郭抽出を試みた結果、自動的に捉えることに成功しました(右図)。この技術を電子顕微鏡の積層画像に適用することで、電極の内部構造を3次元的に自動で再構成することが可能となり、前述の多孔体構造情報を定量的に、再現性高く取得することが可能となります。

図
※画像提供:九州大学 井上元 准教授


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キーワード SEM、電顕画像、電子顕微鏡、粒子解析、粒子認識、リチウムイオン電池、多孔体、多孔質材料

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