システムエンジニアとして外販、〈みずほ〉向けの双方の業務を経験。その後コンサルタントへ職種転換し、コンサルティング業務に取り組む斉藤の姿を紹介します。

  1. 入社1年目

    失敗、そして経験から多くを学ぶなかで芽生えた
    大規模プロジェクトへの想い。

    新卒で入社後、システムエンジニアとして金融機関向けの融資・ローン審査、債券管理システムのシステム開発を担当しました。受注に向けた提案から、その後の要件定義・設計、開発から運用・保守まで幅広い業務を経験することができました。私自身が利用者となっているクレジットカード会社の発行審査システムを担当した経験は特に思い入れがあります。私がテストしたプログラムが実際に稼働している姿を見た時には、仕事の影響力を感じた瞬間で、やりがいを覚えました。一方で、ある信販会社向けのシステムを担当した際、リリース作業に失敗してしまい、危うく業務停止になりうる障害を起こしてしまったこともあります。経験を重ね自信がついてきたことで、確実性を見失っていたのだと思います。その失敗から、抜本的に業務プロセスを見直し、あるべき姿を追い求めて業務を進めることを意識し続けました。良くも悪くも、この7年間では多くの経験を積むことができ、システムエンジニアとしては、非常に恵まれた環境であったと思います。経験を重ねることで、ゆくゆくはもっと大きなプロジェクトへ携わりたい、そんな想いを抱くようにもなりました。

  2. 入社8年目

    世界最大規模のシステム構築プロジェクト。
    組織を束ね、成功へと導く。

    入社8年目からは、みずほ銀行、みずほ信託銀行の国内勘定系システム再構築プロジェクトに参画しました。主には、流動性預金業務領域におけるシステム開発・テスト工程の計画策定やプロジェクトの進捗・品質管理が私の役割です。このプロジェクトは、私の配下だけでも200名を超えるメンバーが関わっており、これまで担当してきたプロジェクトとは桁違いです。当初は、本当に自分にできるのかと不安もありましたが、自身の成長と新たな挑戦の機会だと前向きに捉え、この世界最大規模のシステム構築プロジェクトに望みました。実際に業務を行っているなかで感じたのは、自身の役割の大きさです。関わっている人数もさることながら、予算も期間もこれまで経験してきたものとは桁違いです。そのため、厳密な進捗管理が求められており、もし1日でも指示が遅れれば数千万円の損失も免れないという緊張感がありました。非常に大きな責任を担っているなか、時には見通しが立てられない状況に陥ることもありましたが、私自身が下を向いていては、組織はついてきません。完成後の喜びを想像し、自分を奮い立たせ、常に全力で取り組むことで、自身のみならず、組織全体のモチベーション向上に努めました。あの時の経験は自分の中で糧になっており、邁進した日々は、非常に印象的に残っています。

入社12年目~現在

幅広いキャリアの歩み。
経験を活かし、〈みずほ〉の中心的存在を目指す。

入社12年目に、コンサルタントに転身しました。外販向けの開発、グループ向けの開発、そして現在はコンサルタントと、かなり幅の広いキャリアを歩んでいますが、IT業界においては、理想的なキャリア形成だと自負しています。現在は、官公庁、民間企業向けのシステム化構想の策定や調達・PMO支援、デジタル技術を活用した業務デジタル化支援コンサルティングに従事しています。具体的には、システム導入前の検討やIT戦略策定、業務・課題の分析、あるべき姿の検討、PoCの実施、導入・展開計画の策定等、幅広い業務を手掛けています。システムエンジニア時代は、相対するお客さまはシステム部門や業務部門の担当者でしたが、現在は、部門責任者や役員などの経営層に変わりました。さらに、コンサルティングという仕事は、それぞれの案件ごとに求められる役割が異なりますし、提供する価値の形も決まりがありません。指針のない問いに対して、当初は苦労する場面も多々ありましたが、お客さまの業務にとどまらず、経営にまで関与し、影響力を持って仕事ができることに強い責任感とやりがいを感じています。
現在、テクノロジーを駆使した業務のデジタル化という分野は非常に活発なマーケットです。そのとき、これまで経験してきたシステム開発のノウハウと現在従事するコンサルティングの力は、間違いなく有効になるはずだと考えています。多くの経験をしてきたからこそできる価値提供を通じて、この分野における〈みずほ〉の中心的存在を担っていきたいです。

※所属部署は取材当時のものになります。