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システムエンジニア職
遠藤 静菜Shizuna Endo
2023年入社
総合国際学研究科 世界言語社会専攻卒4~8月5カ月間におよぶ「ITスキル研修」で
実践的な知識・スキルを習得。みずほグループ全体の新入社員合同研修において基本的な社会人スキルを身に着けた後、5カ月間の「ITスキル研修」を受けました。専門の知識・スキルがない状態で入社した私にとっては、時間をかけて学べる機会が用意されているというだけでも大きな安心材料でした。研修では、まずITに関する基礎知識を学び、その後はプログラミング言語を使ったアプリケーション開発を行いました。先輩社員が丁寧にサポートしてくださったおかげで、コーディングの楽しさや、プログラムが想定通りに動いたときの達成感を実感できたことが印象に残っています。社外講師や先輩社員による「コードレビュー」では、コーディングに関する着眼点や考え方を養える貴重な時間でした。
当時の研修プログラム内容を振り返ってみると、ITについて何も知らない私でも実務に必要な知識・スキルを無理なく着実に習得することができ、どんな人でもステップアップできる研修だったと思います。9~11月みずほ銀行の海外送金システムの担当に。
社会的意義の大きさに胸を膨らませる。新入社員研修を終え、9月から実務に携わり始めました。担当することになったのは、みずほ銀行の海外送金を司るシステムの新規開発。アジアに所在するみずほ銀行の複数拠点への導入を企図した共通システムになりますが、国や地域によって決済制度やインターフェースが異なります。こうした違いをカバーしながら開発していく必要があるため、社内的にはチャレンジングな案件として位置づけられていました。着任当時の私は、〈みずほ〉の海外送金業務を支えるという社会的意義の大きい仕事に関われることがうれしく、ワクワクしていました。最初の数週間は、システムの設計書を読み込んだり、社内外の会議に参加したりと、案件の全体像を把握するよう心がけていました。その後、海外拠点ユーザーからのシステムに関する問い合わせ対応や設計書の更新を任されるようになり、システム担当としての第一歩を踏み出しました。
12~1月本格実務に従事するなかで知識不足を痛感。一方で、自分でもできるという自信を得る。
12月に入ると、システムの一部機能を対象に、コーディングからテストまでを担当することになりました。私に務まるのか不安でしたが、先輩から「困ったら助けてあげるから、壁にぶつかるまでは独力で進めてみて」と言っていただけたので、前向きに臨めました。手を動かし始めると、システム・銀行業務の両側面で自身の知識不足を痛感し、苦戦や試行錯誤の連続でした。いま振り返れば、システム担当として最初の試練の時期だったと思います。しかしながら、エラーの原因について仮説を立て、粘り強く検証するという当時の経験が、システムエンジニアに不可欠な論理的思考力の伸長に繋がったことは間違いありません。最終的には、先輩方にフォローいただきながら職務を完遂。苦労もありましたが、研修で学んだことを実践しながら結果を出せたので、「自分でもできるんだ」という自信につながりました。
2~3月パッケージのテストを担当し、
システムエンジニアとしての幅を広げる。私が担当した海外送金システムは規模が大きく、パッケージを導入しました。2月にパッケージの納品を受けたことにともない、プログラムを実際に動作させ、品質に問題ないかを確認する「製品受入テスト」を担当することに。すべてが初めての経験だったので、覚えることが多い点に苦労しましたが、コーディングを担当していた時とはまた違った、ユーザーの業務目線からシステムへの理解を深めることができたという点で、非常によい経験だったと感じています。
また、ソフトの仕様について認識をすり合わせるため、海外のパートナー会社を訪問する機会がありました。学生時代に注力していた語学力を活かせたので張り合いになりましたし、対面でコミュニケーションをとることの大切さを再認識できました。今後の目標みずほグループの国際系システムを牽引する存在になりたい。まだ駆け出しなので、当面は、経験の幅を広げることに注力したいと思っています。システム開発の上流工程から下流工程までを一通り網羅し、案件や担当職務の内容を問わず、独力でこなせるよう地力を高めたいです。その先にイメージしているのは、地域や組織の枠組みを超えて技術で人と人をつなぐシステムエンジニアになることです。社内他部署はもちろん、ソフト開発などで力を借りるパートナー会社やユーザーであるみずほ銀行の行員など、さまざまな人のリクエストや意見を採り入れた上で、最適なシステムを具現化できる存在になりたいです。海外送金という対象エリアが広範で規模が大きな案件に携わることができているので、今の経験を糧にしながら、みずほグループの国際系システムの保守・開発を牽引していけるよう、努力していきます。
先輩からのコメント〈みずほ〉を牽引する、優秀なエンジニアへ。配属から半年後に製品受入テストを担当してもらいました。海外送金の仕組みやシステムの仕様など、複雑な前提条件をしっかり理解した上で作業を進める様子を見て、「知識・経験がゼロの状態から大きく成長してくれたな」と思ったものです。また、製品受入テストにともない、海外のパートナー会社との調整も担ってもらいました。独力で協議・交渉を進め、円滑に話をまとめてくれたことが、非常に頼もしく感じました。誠実に職務と向き合い、自身の成長にも意欲的な今の姿勢を継続することで、〈みずほ〉に欠かせない優秀なエンジニアになってほしいと思います。
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