システムエンジニア

松本 光史

IT本部 第3事業部 第2部 第1チーム

松本 光史Koshi Matsumoto

2010年入社

大学では経営システム工学を学び、その知識を活かして企業の経営課題解決に関わる仕事をしてみたいと考えるようになった。就職活動で軸にしたのは、経営資源である「人」「もの」「金」、そしてこれらを管理・成長させる「情報」を取り扱う企業。特にこれからは手段として「情報」を伸ばしていく必要があると考え、人材育成制度が充実している当社への入社を決めた。

入社1年目、
アプリ開発の基礎的な
スキルを学ぶ。
この頃培った知見が、
自分のキャリアに
とって大切な基盤に。

私は学生時代、ITについてのリテラシーは決して高くはなく、入社後チャンスがあれば積極的に学ぼうと考えていました。私の入社時は、開発の全工程を通して品質やプロジェクト管理を自社内で遂行できるスキルを持った人材が必要という会社としての課題意識から、技術者育成に注力していました。学びという点では、非常に充実した体制が整えられていたと感じています。入社1年目のときは新入社員研修でITの知識やスキルを学び、さらに、自ら手をあげて「アプリ開発者研修」を受講しました。これは、アプリ開発における基礎的なスキルを1年間にわたって習得するカリキュラム。今振り返ってみても、この時期に培った知見は自分のキャリアにおいて大切な基盤になっていると思います。

7年にわたる
大規模システム開発で
技術リーダーを担う。
オフショア開発を円滑に
進めるために、
長期の海外出張も経験。

研修後は地方銀行に関わるシステム開発を担当し、3年目からクレジットカード会社の次期基幹システム更改プロジェクトを担当することに。このプロジェクトでは、当初開発担当として受付与信システム開発に従事しました。その後技術リーダーにアサインされ、開発そのものに加え、パートナー会社や海外のパートナー会社のマネジメントなど、業務範囲も広がりました。そのなかで印象に残っているのは、タイトなスケジュールのもと、プログラムの動作検証環境を構築したこと。一人では到底遂行できないミッションでしたが、多くのメンバーと協力することで期限内に完遂することができました。「情熱を持って周囲の人たちを巻き込んでいけば、どんなことでも完遂できる」。10年以上経った今でも、仕事をする上で大切にしている想いの一つとなっています。このプロジェクトは私のキャリアの中でも最長期間ともいえる大規模プロジェクト。システム構築の実践やプロジェクト運営の難しさなど、非常に多くの経験と学びがあり、成長できた時期でした。

これまでのプロジェクトで
経験したことを活かし、
リーダーとしてプロジェクトの
全体最適化に取り組む。

さまざまなプロジェクトを経験することで、多様な経験を持つメンバーとつながり、新たな知識・技術・物事に対する考え方を習得し、自身の幅を広げることができました。また、大規模プロジェクトでは課題や困難な局面も多いですが、メンバーと協力しながら乗り越え、プロジェクトを完遂することで、システムエンジニアとしての自信を得ることにもつがながりました。
私は、仕事に取り組む上では「まずは行動すること」を大切にしています。常に問題意識を持ち、やるべきことは自分の範囲ではなくても率先して取り組む。そして誠実に情熱を持って行動することで、すべてがよい方向に進んでいく。まわりの人たちが自然と応援してくれるのは、こういった私自身の行動の結果だと信じています。最近では、プロジェクトの責任者を担うことが多くなりました。全体計画の策定や体制づくり、品質・スケジュール管理といったプロジェクトを円滑に前進させていくための手法を常にアップデートするなど、これまで通り「まずは行動すること」を実践し、最善の成果を提供できるように取り組みたいです。

1日のスケジュール

  • 8:00

    業務開始、タスク確認。

  • 8:30

    メッセージ・メールチェック、事務作業。

  • 9:30

    開発プロジェクトの朝会、チーム内への作業指示。

  • 10:30

    パートナー会社との進捗ミーティング、作業依頼。

  • 11:00

    メンバーからの進捗報告、提案資料作成。

  • 12:00

    昼食。

  • 13:00

    上席へプロジェクトの進捗報告。

  • 14:00

    みずほフィナンシャルグループ・システム部とのミーティング。

  • 15:00

    みずほフィナンシャルグループ・ユーザ部とのミーティング。

  • 16:00

    残タスクの作業実施、明日のタスク整理。

  • 18:00

    業務終了(出社は週一回程度)。

自らの技術によって
〈みずほ〉の新事業を創出し、
社会課題の解決に貢献したい。

私たちは、情報システムの安定稼働を堅持し、培ってきた経験・ノウハウを最大限発揮して、次代のシステム開発を完遂へと導いていく役割を担っています。その役割を全うすることが、大規模な金融インフラを支え、社会に貢献していくことにつながります。
将来的には、先進の技術を駆使し、〈みずほ〉の新しいサービスや事業を創出してみたいと考えています。たとえば、「ハウスコイン」や「デジタル円」といった決済DX、生成AIを活用した業務改善やシステム開発など、いろいろチャレンジしてみたいテーマがあります。〈みずほ〉では、社員発案型ビジネスコンテストなどの制度も整えられているので、自らの技術やアイデアによって新事業を創出し、社会課題の解決に貢献できたら嬉しいです。

※所属部署は取材当時のものになります。