システムエンジニアとして、高い専門性を着実に身につけ、キャリアアップを実現してきた福島。その軌跡を紹介します。

  1. 入社1年目

    戸惑いながらも成長を実感。
    そして、〈みずほ〉の一大プロジェクト
    MINORI」への憧れ。

    入社後、みずほ銀行の勘定系システム(「MINORI」の前身システム)の開発・保守業務を担当しました。設計からテストまで幅広く従事していましたが、当初は外国為替という複雑な業務を理解することにとても苦労しました。また、学生時代にプログラミングは学んでいたものの、やはり実務では考え方や進め方がまったく異なることに驚きましたし、戸惑いもありました。業務経験を重ねるにつれて、徐々に外国為替やシステム開発への理解が深まり、先輩たちやお客さまと対等に会話ができるようになったことで成長を実感することができるようになりました。その頃から、金融関連のニュースを見るのも楽しくなってきました。
    また同時に、先輩たちが担当する「MINORI」開発への憧れが芽生え、早く成長して、その開発プロジェクトに関わりたいと思いながら、目の前の業務にがむしゃらに取り組む日々を過ごしていました。

  2. 入社4年目

    憧れだった「MINORI」の開発。
    本気でぶつかり合い、ゴールを目指す。

    入社4年目、ついに憧れだった「MINORI」開発に参加できることになりました。実際に参加して感じたのは、その難易度の高さ。「MINORI」が活用している多くの技術が従来の勘定系システムには例がなく、誰もが手探りのなかプロジェクトが進んでいました。言い方を変えれば、それぞれが専門、または得意とする領域に携わることで、プロジェクトが少しずつ前に進んでいる状態です。そんな中、当時の上司から「画面設計に詳しい福島ならできるのではないか?」と、ユーザインタフェース開発における全体統括やユーザとの折衝、課題解決を一任してもらいました。他のメンバーと比べればまだまだ若手の立場ではありましたが、プロ意識を持ち、妥協せずに取り組んだことを今でも覚えています。時にはメンバーとぶつかり、議論を重ねたこともありました。それくらい、プロジェクトメンバーの全員が良いものを作り上げたいという気持ち強く持って取り組んでいたのだと感じます。利害や部署の垣根を超え、数多くある課題を一つひとつクリアしていくことで、難易度の高いこのプロジェクトを前に進めることができました。

  3. 入社7年目

    AIを活用したソリューションに携わり、
    自己成長への意欲が更に高まる。

    その後、みずほフィナンシャルグループのデジタルイノベーション部に常駐し、様々なフォーマットで作成された帳票をAIで自動分別するシステム(AI-OCR)の実証研究を担当することになりました。業務提携しているblueLab社で過ごすことが多かったのですが、地銀や商社、ITなど様々業界で活躍する企業・メンバーで構成されており、日々まったく異なる価値観に触れることができる環境は魅力的でした。AIやクラウドという技術に携わるなかで、新たな発見や学びも多くありました。特に印象深く残っているのは、クラウド上で稼働させているAIエンジン用のハイスペックマシンを自前で組み立てたことです。そのような経験は初めてでしたが、自身でGPUやメモリを調達し、組み立てたPCにはすごく愛着を持ちましたし、何よりハードに触れたことで、システムをよりリアルに感じることができました。
    専門性が高まった手ごたえを得たことで、とにかくできることをどんどん増やし、もっと新しいことに挑戦したいと、自己成長への意欲が湧き上がりました。

入社9年目~現在

恵まれた環境、幅広い領域。
だからこそ、もっと挑戦したい。

現在は、ブロックチェーンを活用した社債のデジタル化の推進、APIに関する技術支援や統制ルールの作成、MaaS 関連のプロジェクトのPMOを担当しています。特に実感するのは、キャリアと職能が高まるにつれ、求められる技術水準が圧倒的に高くなっていることです。前例のない、新たな取り組みに挑戦する機会も増え、技術的な面はもちろん、判断力や推進力も求められるようになりました。システムエンジニアとしては、非常にやりがいのある難易度の高い案件に携われていると思います。そんな中で忘れてはいけないのが、私が今おかれている環境がとても恵まれているということです。「MINORI」や「AI-OCR」のプロジェクトのときもそうでしたが、常に周囲には、本気で学び合い、助け合い、支え合える仲間がいます。また、様々な業務に触れる中で、新しい領域に挑戦することの大切さを学びました。これまでの経験と、この恵まれた環境を活かし、今後もさらに大きく成長できるよう、様々なことに挑戦していきたいです。

※所属部署は取材当時のものになります。